保育士に求められていることとは?

 向いている仕事が何かと尋ねられた子供好きな人は、保育士を挙げる場合が多いかもしれませんが、保育士には様々な事が求められます。
例えば、コミュニケーション能力もその一つで、保育士は子供だけでなく、保護者や職場の人とも良い関係を築いていく必要があります。
子供は一人一人様々な個性を持っているので、それぞれの子供の状態や接し方などを保護者や職場の人と共有しながら保育をしていかなければなりません。
そのため、コミュニケーション能力は保育士には必要不可欠な要素といえます。

 また、思いやりを持つ事も大切です。
保育士は色々な人と接する機会が多い仕事なので、自分の思い通りに仕事が進められるとは限りません。
そこで、どのような状況下でも相手の立場になって物事を考え、その人の気持ちを理解できるような思いやりも、保育士には必要になるのです。

 その他にも、保育士には音楽や絵画、応急処置といったスキルが求められます。
音楽のスキルは、子供達と一緒にオルガンやピアノを弾きながら歌ったり、子供がリズムに合わせて体を動かせる際には欠かせません。
一方絵画は、子供の年齢に沿って保育のカリキュラムに取り入れているので、絵の描き方を教えたり、コミュニケーションを図る上で重要になります。
さらに、子供が万一ケガや急病になった際には事態を最小限に止めるため、一定の応急処置能力も求められます。

このように、保育士には高度な保育技術を求められますが、子供を安心して預けられるような信頼の高い保育士になるためには、このようなスキルがないと難しいからです。
ですから、技術的なことはもちろん、常日頃からコミュニケーション能力を磨いて、良好な人間関係を築いて行けるよう心掛けましょう。